2019.6.23 学生スピーチ

東葛看護専門学校3年 M.Y.

私たち東葛看護専門学校学生自治会は、「患者の立場に立つ看護」を学ぶという目的を達成するために、学生加入制のもとで活動をしています。

 

昨年度、学生の経済状況の調査をするため本校学生のアルバイト実態調査を実施しました。その結果、経済的事情からアルバイトをせざるを得ない状況にある学生が多数いることが明らかとなりました。

アンケート回答者のうち 84%もの学生が奨学金を利用し、不足分を埋めるためアルバイトをしている学生が 82%でした。そのアルバイト収入の使い道は、46%が学費·交通費·生活費、21%が貯金で、学生生活をする上で必要なお金でした。アルバイトの収入がなくては学業を継続することが困難で、学校が終わってからアルバイトをしても短い時間しか働くことが出来ないため、時給が上がる夜勤を選んでいる人も少なくありません。アルバイトのため十分に学習時間が取れない学生が多い現状でした。もし途中で両親に何かが起きたら、自分が体調を崩し学校を辞めざるをえない状況になったらと考えると、返済が必要な奨学金を借りるのはとても心配で、可能な限りアルバイトをする生活になってしまいます。

 

私自身も経済的に苦しい生活を送っており、給付型の奨学金を月々5 万円頂いていますが、交通費や学費、授業料を支払うことために消費されてしまいます。成績のことや学校でのグループワークを考えると土日にしかバイトを行なうことができず、1 日休みをとることが困難な状況であり身体的にも精神的にも苦しい生活を送っています。

 

私はこの学校に入学しあまり好きではなかった勉強が現在では楽しく好きなものになりました。また、看護師を目指している私たちは実習を通し自身の知識不足を痛感してきました。私たちが学んでいる知識は、そのまま患者さんに反映されます。看護師になるためにもっと勉強していきたいと思うし、もっと学ばなければいけないと感じています。そのためにはもっと深く学びに専念できるような社会を目指していきたいと考えています。

さらに私たちは学校の授業を通して日本の格差社会の実態、ワーキングプアの多さを知り、厳しい経済環境で生活を送っている人たちは身近にも沢山いることを知りました。それらは決して自己責任ではなく、社会そのものによる問題で、貧困は個人の問題ではなく社会問題なのだと学びました。

私たちは、もっと心と時間に余裕を持って学業に専念したいという想いで、2018 年7月に流山市に給付型奨学金制度の制定を求める陳情書を提出し、担当者と懇談をしました。さらに給付型奨学金制度制定のための署名活動を、2019 年2月9日から始めました。初めての署名活動で、本当に私たちの話を聞いていただけるのか、私たちが訴えて何か変わるのかと心配や不安が多かったです。しかし、多くの方が私たちの話を真剣に聞いて下り、賛同して下さる方が沢山いて、署名が集まっていくことに感動しています。

 

現在、署名数は 3,093 筆を超えました。10 月 31 日までに 5 万筆を目標に集めて流山市に提出し、給付型奨学金制度制定を求めたいと思っています。

ぜひ、多くの方のご協力お願いいたします。